広島ならではの特別な味わいを今回は紹介いたします。
広島県特有の食材であるコウネ牛肉は、肩バラ肉の一部を指し、広島県内ではこう呼ばれています。
しかし、他の地域では「ブリスケ」や「前バラ」とも呼ばれることがあります。
この食材は広島の食文化において際立った存在であり、その希少性と美味しさから、多くの人々に愛されています。
コウネのこの部位は牛一頭からわずか2kgしか取れない希少な部分で、
特に赤身が多く、肉質は硬めでサシ(脂の入り)がほとんどありません。
コウネの味わいは、一言で言えば「しっかりとした牛の味わい」です。
この部位を特徴づけるのは、肉の食感と脂身の相性の良さです。
肉自体は硬めですが、一緒に摂る脂身のコリコリ感が絶妙で、
牛肉好きな方にはたまらない美味しさと言えます!
さらに、コウネにはコラーゲンとゼラチンが豊富に含まれており、美容にも優れています。
女性にも特におすすめの食材といえるでしょう。
ここで疑問に思われるかもしれませんが、なぜ広島県でしかコウネを食べることができないのでしょうか?
実は、他県の方々もコウネを口にすることはあるのですが、
広島県での提供方法に独自の工夫があるため、知らないうちに食べていることが多いのです。
広島県では、肩バラ肉を単体で切り落として提供されることが一般的です。
しかし、他県では別部位の一部として提供されることが多いため、同じ部位でも食べ方が異なるのです。
理由はシンプルで、「脂が多いため、綺麗に落としてお店に並べるのは結構手間がかかるから」ということ。
他県ではこの部位を単独で楽しむことが難しいため、
広島県でのコウネ体験は特別なものとなっています。
コウネを焼肉でおいしくいただくコツは、肉質が硬めなので、
焼肉で薄くスライスしてさっと焼くことが一般的です。
焼きすぎずに、20~30秒程度、焼くと最適な食べごたえが楽しめます。
塩コショウやレモンでさっぱりと召し上がってみてください。
広島では居酒屋の定番メニューとしても人気です🍴✧˖°
広島の誇りである、「コウネ」をぜひご賞味ください
その希少な部位ならではの美味しさを堪能しながら、広島の風土や伝統を感じていただければ幸いです✧˖°